作ってみよう! 無料の型紙集

【レザークラフトの無料型紙|『シンプルキーケース』の簡単な作り方

完成したキーケース

本記事では、シンプルな「キーケース」の簡単な作り方をご紹介しています。

レザークラフト用の無料型紙も配布中ですので、ぜひを作ってみませんか?

うさぎ三世
シンプルだから簡単に作れるよ~♪

 

※キーケースの無料型紙は、こちらからダウンロードできます。

キーケースの型紙PDF


キーケースの作り方【用意する素材】

まず、キーケース作成に必要な素材がこちらです。

必要な素材

  • 革(厚さ1mm推奨)
  • 糸 約110cm
  • キーケース用金具
  • カシメ(小)

今回、私はクラフト社の『3連のキーケース用金具』を使用しています。

クラフト社「3連のキーケース金具」
うさぎ三世
値段は3個で1000円くらいだったかなと!

 

金具を付ける部分の横幅は43mmほど確保できるので、クラフト社の4連も付けられます。

また、SEIWAにも、キーケース金具とカシメがセットになった製品があり、こちらも付けられます。

 

ただし、違う金具を使う場合は、金具を留める穴の位置が変わります

その場合、型紙の穴の位置は無視して、使用する金具を革にあて穴の位置を決めてください。

キーケース金具の穴位置を合わせる方法

 

道具は、レザークラフトの基本的な道具があれば大丈夫です。

使う道具の詳細は、記事中で紹介しています。


レザークラフト キーケースの作り方

では早速、キーケースの作り方を見ていきましょう。

所要時間は、4時間~6時間くらいを目安にしてみてください。

 

さくさく作業が進められるように、本記事は簡略化した説明を心掛けています。

作業の詳細が知りたい時は、別記事のリンクを貼っておきますので、ご参考ください。


キーケースの型紙作成

まずは、印刷した型紙PDFを厚紙に貼り付けて型紙を作ります。

厚紙は、厚さ1mmを使用しています。

図面を厚紙に貼って型紙を作る

 

型紙が切れたら、ハトメ抜きもしておきましょう

今回はバネホック(小サイズ)を使うので、大きい穴はハトメ抜き15号を開けます。

小さい穴はハトメ抜き8号で開けましょう。

型紙を完成させた状態

 

キーケース金具の穴は、お使いになるキーケース金具に合わせてハトメ抜きをしてください。


型紙を使って革を切る

型紙を使って、けがきをして、革を切ります

けがきをして粗裁ちをした革

 

床面を処理するので、粗裁ちしておきましょう。


床面を処理する

全てのパーツの床面を磨きます

手順通り、粗裁ちしている場合は、床面を一気に磨いてしまいましょう。

床面の処理

上の写真ではトコノール(茶)を使用して、床面を磨いています。

理由は、床面の色が灰色に近く、茶色に染めると良い感じになるからです。

もちろん、普通のトコノールや、トコフィニッシュでもOKです。

 

床面処理が終わったら、先程入れた『けがき』の通りに全てのパーツ切りましょう

また、このタイミングで、パーツ①・②・③の、以下の4箇所のコバを処理しておきます。

先にコバを磨く所

 

 

コバ処理の手順

 

うさぎ三世
しっかりコバ処理しておこう。

パーツ同士を貼り付ける

全てのパーツ同士を両面テープで貼り付けます。

これは、次に行う菱目打ちで、ズレないようにするためです。

パーツ同士を両面テープで貼る

 


菱目打ちをする

型紙にあるステッチ部の「印」に沿って、菱目打ちをグルっと一周やります。

菱目打ちが完了した状態

 

パーツ①の型紙に書いてある、ステッチ部の印を使うとラクにできます。

型紙を利用した菱目打ちの仕方

 

パーツ②、③、④の端は、縫った時に革が切れないように丸ギリで開けましょう。
丸ギリで開ける「パーツが重なる最初の部分」

 

菱目打ちが終わったら、全てのパーツをバラして、それぞれ仕上げていきます


パーツ①に対しての作業

まずは、パーツ①のバネホック用の穴を開けます。

パーツ①にバネホック用のハトメを開ける

 

穴が開いたら、バネホックの「ホソ」と「ゲンコ」を付けましょう。

パーツ①に取り付けるバネホックの向き
うさぎ三世
取り付ける向きに気を付けてね。

 


パーツ②に対しての作業

次に、パーツ②のキーケース金具取付用の穴を開けます。

クラフト社の3連金具を使う場合は、カシメ(極小)が良いので、ハトメ抜き6号推奨です。

キーケース金具用のハトメを開ける

カシメ(極小)を切らしてて、カシメ(小)でやってみた。が、やっぱりちょっと大きいかな・・・という印象。

うさぎ三世
極小を推奨します!

 

ハトメ抜きが終わったら、そのままカシメ打ちをして、キーケース金具を取り付けます。

キーケース金具を取り付けた状態

 


パーツ④に対しての作業

次に、パーツ①とパーツ④を重ね終えたら、バネホック用の穴を開けましょう。

そのまま、バネホックの「バネ」と「アタマ」を打ち付けます。

パーツ①&④のバネホック取り付けの向き

 

うさぎ三世
ここでも、打ち付ける向きには注意だよ!

縫う

糸の始末が一番目立たないので、パーツ①の左下から一つズレたところから縫っていきます。

縫い始める場所

 

 

丸ギリで穴を開けたところは、糸に負担が掛かりやすいので、糸を2周させよう。

パーツが重なる部分は2周縫う

 

 

少し長いですが、糸の始末箇所を増やさないように、出来るだけ1回で縫いましょう。

縫いが終わった状態

 


仕上げ・コバ処理

最後の仕上げで、コバの調整をしていきます。

おすすめのコバ調整

  • コバの段差を無くす(切る)
  • コバをやすり掛けする
  • ヘリ落としをする
  • 再度コバをやすり掛け
  • コバを磨く

 

パーツ同士を貼り合わせた部分は、多少なりとも段差が生まれているかと思います。

ほんの少しでも段差があると、コバが綺麗に仕上がらないので、段差は切って無くしておきます。

 

コバの段差が解消できたら、やすり掛けをしていきます。

うさぎ三世
ヌメ革の場合、コバを少し水で濡らしてからやすりをすると一体感が出るよ!

 

その後、ヘリ落としをして、再度やすり掛けをするのが理想です。

最後に、納得いくまでコバを磨きます。

仕上げにコバを磨いた状態

 

以上で完成です!

キーケース完成(開いた状態)
うさぎ三世
おつかれさまでした!

 

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