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レザークラフト【革の縫い方】|コツ覚えてクオリティUP!

2枚の革を麻糸で塗う方法28

レザークラフトの縫い目は、作品の見栄えに大きく影響します。

縫い目がガタガタになっていると、せっかくの作品が台無しになってしまいます。

 

この記事では【平縫い】と呼ばれる代表的な縫い方について、

縫い始め~縫い終わりの始末までをご紹介していきます。

 

何も考えずに縫っていくと必ず縫い目が乱れてしまうぞ。

めんどくさがらずに、正しいやり方をしっかり覚えるように。

二世
うさぎ三世
は、はいっ・・・!わかりました!

 

 

レザークラフト 【平縫い】 縫い方

代表的な【平縫い】という方法で、きれいに縫うやり方を、全3ステップで説明していきます。

平縫いをすると、このような縫い目になります。

2枚の革を麻糸で塗った状態

 

【前提として】

一言で平縫いと言っても、縫い進めるにはいろいろな方法があります。

この記事では、以下の「1」の方法で説明していきますね!

  1. ★最初に、作品の【裏面】から針を通して、【奥 → 手前】に縫っていく方法
  2. 最初に、作品の【裏面】から針を通して、【手前 → 奥】に縫っていく方法
  3. 最初に、作品の【表面】から針を通して、【奥 → 手前】に縫っていく方法
  4. 最初に、作品の【表面】から針を通して、【手前 → 奥】に縫っていく方法

 

うさぎ三世
【奥】に行くより【手前】の方が進みやすいとか、

利き手によっても、やりやすさが微妙に変わってきますね!

仕上がりの状態はさほど大きく変わらないから、

まずは自分がやりやすいと思った方法を選んでおけば大丈夫だ。

二世

 

平縫いは「裏面から通すのが基本」とされています。

この記事では【裏面】から通して【手前に進む】方法を採用しています。

 

ココがポイント

裏から針を通すと、表面にふくらみができることがある。

この時、表面からふくらみを消しながら針を入れると、綺麗に仕上がる。

 

 

革の縫い方【平縫い】全3ステップ

それでは写真付きで、平縫いのやり方について全3ステップの説明をしていきます。

ステップ1 縫い始め方

ステップ2 縫い進める

ステップ3 縫い終わりの始末

 

 

【ざっくりした手順紹介】
この手順は、それぞれのステップの最後にも「手順リスト」として記載しています。

最初にどんな作業なのかのざっくりした把握と、最終チェック時にまとめて見る時にお使いください。

縫い始め方

  1. 縫い始めの穴の裏から糸を通す(自分の身体から見て一番奥の穴)
  2. 糸を左右同じ長さにする

縫い進め方

  1. 裏から2つ目の穴に糸を通し軽く引っ張っておく
  2. 裏から出た糸を進行方向とは逆に引っ張っりながら、
  3. 糸に針を刺さないように、表から針を入れる
  4. 両側の糸を引っ張って、適度な力で締める
  5. あとはずっと繰り返し

縫い終わりの始末

  1. 裏から、ひとつ前の穴に針を通す。(既存の糸の下を通す)
  2. 表から、ひとつ前の穴に針を通す。(既存の糸の上を通す)
  3. 更にひとつ前の糸を「表から通す」(表から通すのはこの1回のみ)
  4. 裏側に糸が2本出た状態で、糸をクロスさせる
  5. 表から入れた針を、再度同じ穴に戻す
  6. 糸をクロスさせたことにより出来た結び目にのり付けする。
  7. 両側から引っ張り締める(糸をクロスさせて出来た結び目を結ぶ)
  8. 表、裏の両方で余った糸を結び目のギリギリで切る
  9. 切った糸の部分にのり付けする

 

 

 

縫い始めのやり方【簡単】

step
1
縫い始め方

ここでは特に気を付けることはないから、ささっと読み進めてしまおう!
二世

表面と裏面がわかりやすいように、革の色を変えています。

菱目を開けて縫う前のヌメ革(表面)菱目を開けて縫う前のヌメ革(裏面)

 

まず、裏面から針を通して、左右から出た糸の長さを同じにします。
針を通す縫い穴は、表面を右側にして、一番奥の縫い穴です。(手前に縫っていきます。)

2枚の革を麻糸で塗う方法1

糸の長さは、縫う距離の4倍を取るのが基本です。

今回は縫う距離が短いので、針にセットする分の余裕を見て+10cm。

これで余裕をもって作業できます。

 

【手順まとめ】

  1. 縫い始めの穴の裏から糸を通す(自分の身体から見て一番奥の穴)
  2. 糸を左右同じ長さにする

ステップ1 縫い始め方 を見直す⇒

 

 

縫い進めのやり方

step
2
縫い進める

それでは縫い進めていきましょう!

ここは少し説明が複雑になるところもありますが、覚えてしまえば簡単です。

 

まずは裏面から、2つ目の穴に針を通します。

2枚の革を麻糸で塗う方法2

 

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うさぎ三世
平縫いは必ず裏面から先に針を通すんでしたね!
2枚の革を麻糸で塗う方法4

※糸と縫い穴の色が同じで見づらかったため、革を赤く塗りました。

 

表面から出た糸を軽く引っ張っておきます。

ココに注意

この時点で引っ張りすぎないこと。

締め付けは、針を表と裏、両方から出した後に行います。

2枚の革を麻糸で塗う方法5

 

次が複雑です。

まず、写真の大事①のように、先ほど裏側から出した糸を進行方向とは逆に引っ張ります。
またその時に、ひし目(縫い穴)の鋭角になっている方に糸を寄せておきます。

そして、大事②のようにそれとは反対のひし目の鋭角に、表側から針を刺していきます。

2枚の革を麻糸で塗う方法10

 

うさぎ三世
おおぉぉ!?

めっちゃわかりにくいですっ!!

 

やってることは単純なんだが・・・説明がヘタで申し訳ない(汗)

少し図で補足させてクダサイ

二世

 

大事①の補足

レザークラフトで菱目に糸を縫う時のコツ1

こんな感じで、ひし目の鋭角の方向に糸をひっぱって避けておきます。
この時、縫い進める進行方向とは逆にひっぱることに注意!

 

大事②の補足

レザークラフトで菱目に糸を縫う時のコツ2

反対側の鋭角に、表側から針を通します。
大事①で避けた糸に、針を通してしまわないように注意!

うさぎ三世
なんかわかったかも!
実際に縫ってみると細かい作業ゆえに、糸に針を通してしまいそうになるだろう。けど通したら失敗だ。

しっかり避けていれば大丈夫だが、通してしまったものを元に戻すのもなかなか大変なので注意して縫っていこう。

二世

 

さて、表から針をうまく通せたら、ここでも軽く引っ張っておきましょう。

2枚の革を麻糸で塗う方法7

 

最後に、両側の糸を引っ張って、糸を締めます。

ココに注意

あまり強く締め付けてしまうと革に食い込んでしまい、シワが出来たりして見て目の仕上がりが悪くなるので注意

ココがポイント

締め付ける時は適度な力加減で。

全ての目で一定になるように心がけましょう。

2枚の革を麻糸で塗う方法29

 

大事①~大事③は、全て見た目に影響する部分なので、しっかりポイントを押さえておきましょう。

 

うさぎ三世
あとはこれの繰り返しってことですね。

簡単におさらいさせてください!

【おさらい】

2枚の革を麻糸で塗う方法9
2枚の革を麻糸で塗う方法3
2枚の革を麻糸で塗う方法12

 

これを繰り返して、最後のひし目まで縫っていきます。

2枚の革を麻糸で塗う方法13

 

裏面はこんな感じに。

2枚の革を麻糸で塗う方法14

平縫いで縫い進めることが出来ました!

あとは縫い終わりの始末をすれば完了です。

 

【手順まとめ】

  1. 裏から2つ目の穴に糸を通し軽く引っ張っておく
  2. 裏から出た糸を進行方向とは逆に引っ張っりながら、
  3. 糸に針を刺さないように、表から針を入れる
  4. 両側の糸を引っ張って、適度な力で締める
  5. あとはずっと繰り返し

ステップ2 縫い進める を見直す⇒

 

 

縫い終わりのやり方

step
3
縫い終わりの始末

最後の難関です。

ここも少し複雑で説明がむずかしい作業になります。

また、縫い終わりの始末は、全ての作業が見た目の仕上がりに大きく影響してきますので、しっかりポイントを押さえて進めていきましょう!

うさぎ三世
あともう少し!がんばろ~!

 

まずは縫い目をひと目戻ります。

裏側からもともとある糸の下を通って、表にひっぱり出しましょう。

ココに注意

もともとある糸の下を通さないと、糸がクロスしてしまい見栄えが悪くなります

また、もともとある糸に針を通してしまわないように十分注意してください。

2枚の革を麻糸で塗う方法15

ココがポイント

すでに縫い穴に2本糸が通っていて、3本目を通すので、かなり針が通りにくいです。

うまく通らない場合は、ペンチなどで針をつかんで、引っ張るとうまくいきます。

ただし、

ココに注意

・引っ張りすぎて締めすぎないように注意!
・針を自分に刺さないように注意!
・力を入れすぎて針を折らないように注意!

2枚の革を麻糸で塗う方法16

 

今度は表から縫い穴をひと目戻します。
先ほどとは逆に、もともとある糸の上を通すと、糸がクロスしないで済みます。

2枚の革を麻糸で塗う方法17

 

糸に針を刺さないようにして、裏側に引き抜きます。

2枚の革を麻糸で塗う方法18

 

ここで初めて表から先に針を入れます。
更にひと目先に戻していきますが、もともとある糸の下を通しましょう。

2枚の革を麻糸で塗う方法19

 

ここでも糸に針を通さないように注意してください。

2枚の革を麻糸で塗う方法20

 

次は、今通した針を、もう一方の糸の下側にクロスさせます。

2枚の革を麻糸で塗う方法21

 

糸をクロスさせたら、そのままその針を先ほど通した穴に戻していきます。

2枚の革を麻糸で塗う方法22
うさぎ三世
えっ?

同じ穴に戻したら意味ないんじゃないですか?

大丈夫だ。

1回糸をクロスさせたことで、こんな感じに結び目が出来ているだろう

二世
2枚の革を麻糸で塗う方法23
うさぎ三世
本当だ!
この結び目が縫い終わりの始末なんだ。

結んで、のり付けをして、ほどけなくなったら糸を切っていくぞ。

二世
2枚の革を麻糸で塗う方法14

サイビノールとは?

皮革用の接着剤です。
接着力は強力で、日常で使う革製品には強度が必要になるので、あると便利です。
色はクリアで目立ちません。

 

 

結び目が革の内側に入るように、両側を引き締めます。

裏側で結び目を作ったので、表側にやや強く力をいれると、革の内側に結び目が入りやすいです。

2枚の革を麻糸で塗う方法25

 

引き締めた後に、サイビノールが乾いたかなというタイミングで糸を切ります。
切る場所は結び目ギリギリのところで大丈夫です。

2枚の革を麻糸で塗う方法26

 

切った糸の先端に、少しだけサイビノールを塗っておきましょう。
革についてしまわないように注意してください。

2枚の革を麻糸で塗う方法27

 

これで完了です!

2枚の革を麻糸で塗った状態(表面)
2枚の革を麻糸で塗った状態(裏面)
うさぎ三世
おおー!

結び目がほとんど目立ちませんね!

 

【手順まとめ】

  1. 裏から、ひとつ前の穴に針を通す。(既存の糸の下を通す)
  2. 表から、ひとつ前の穴に針を通す。(既存の糸の上を通す)
  3. 更にひとつ前の糸を「はじめて表から通す」
  4. 裏側に糸が2本出た状態で、糸をクロスさせる
  5. 表から入れた針を、再度同じ穴に戻す
  6. 糸をクロスさせたことにより出来た結び目にのり付けする。
  7. 両側から引っ張り締める(糸をクロスさせて出来た結び目を結ぶ)
  8. 表、裏の両方で余った糸を結び目のギリギリで切る
  9. 切った糸の部分にのり付けする

ステップ3 縫い終わりの始末 を見直す⇒

 

仕上げに、縫い目を革になじませよう。

木づちのおなかの部分で縫い目に「トントン」と圧をかけると、革になじんで見栄えが良くなるぞ!

二世
木槌の側面で革に縫った糸を整える様子

 

うさぎ三世
革のデコボコを直すなら、縫う前にハンマーで叩くと良いんですよね!
うむ。やり方はこの記事で説明しているぞ
二世
菱目打ちは【打ち過ぎに注意!】|穴を綺麗に開けるやり方&コツ

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以上、綺麗に縫うやり方でした。

うさぎ三世
おつかれさまでした!

 

 

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