始め方・基礎知識

レザークラフト基本工程|簡単に【作り方 ⇒ 完成】までを見てみよう!

タイトル【レザークラフト簡単手順紹介】

この記事では、名刺入れの作り方の手順を見ながら、レザークラフトの5つの基本工程についてご紹介していきます。

 

うさぎ三世
革小物はどうやって作られているのかな?

ざっくりとした手順を一緒に見ていこう!

 


レザークラフト|革小物の作り方

レザークラフトでは、以下の工程を行うことで、ひとつの革小物を作ることができます。

レザークラフトの基本工程

  • 型紙をつくる
  • 革を切る
  • コバ・床面(トコメン)を整える
  • 穴を開ける(縫い穴)
  • 縫う

 

コバ床面とは?

コバとは、革を切った時の断面のこと。

床面(トコメン)とは? 革の裏面のこと。※表面は銀面と呼ぶ。

 

上記5つの作業を行うことで、お財布やカードケースなど、色々なモノを作ることができます。

のちほど、この写真の名刺入れを作りながら、5つの工程をお見せします。

ヌメ革の名刺入れ完成品
うさぎ三世
レザークラフトで革小物を作るイメージを掴むことができるよ!

名刺入れ作成【必要な道具】

まずは、必要な道具を見てみましょう。

レザークラフトに最低限必要な道具一式(ひし目打ち、ヘリ落としなど)

ご家庭にあるものや、100円で買える道具もかなりあります。

例えば、以下の道具は100円ショップで揃えることができます。

100円で買える道具

  • カッター
  • カッター板
  • ハサミ
  • ハンマー
  • 丸ギリ
  • サンドペーパー
  • ボンド
  • 定規
  • 型紙用厚紙

 

以下はレザークラフトの専用道具なので、ネットショップや手芸店で揃えましょう。

レザークラフトの専用道具

  • 菱目打ち
  • ヘリ落とし
  • スリッカー
  • コバ磨き剤
  • ゴム板
  • レザークラフト用縫い針2本
  • レザークラフト用の糸

 

道具に必要なお金

上記の道具を全部そろええた場合の金額の目安は6500円くらい

 

今回、名刺入れを作るのに使った道具は、上記の16種類となります。

コスパを重視した道具の揃え方も以下の記事で紹介していますのでご参考ください。


名刺入れの作り方を見てみよう!

それでは、以下の5つの基本工程に沿って、名刺入れを作る作業風景を見ていきましょう

レザークラフトの基本工程

  • 型紙をつくる
  • 革を切る
  • コバ・床面(トコメン)を整える
  • 穴を開ける(縫い穴)
  • 縫う
うさぎ三世
基本工程が終わったら、最後に仕上げをして完成だよ!

型紙をつくる

レザークラフトでは、革を切る時に型紙が必要不可欠となります。

革を適当に切ってしまうと、作品にズレが生じるので、型紙を使ってキッチリ裁断します。

 

型紙は、以下の方法で用意することができます。

型紙を手に入れる方法

  • ネットで探す(無料・有料がある)
  • レザークラフト用の本の付録
  • CADを使ったりして自分で作る

 

下の写真は、私がCADで作った図面をA4の紙に印刷したものです。

この紙を厚紙に貼り付けてから、図面の線の通りに切っていけば型紙は完成です。

レザークラフト用図面(名刺入れ)

 

写真では少しわかりにくいですが、厚紙で作った型紙が出来上がりました。

名刺入れの型紙を革に並べているところ

 

型紙がなぜ必要なのかについては、以下の記事で紹介していますのでご参考ください。


革を切る

次に、型紙の外枠を革に写しとる「けがき」という作業を行います。

けがきとは、型紙に沿って丸ギリで革に軽く線を引いていく作業です。

この線が、革を切るガイドラインになります。

革に丸ギリで「けがき」をしているところ

 

けがきを行ったら、カッターや革包丁を使って「粗裁ち(あらだち)」をしていきます。

粗裁ちとは、必要な分より少し多めに革を切り取ることです。

型紙を使ってヌメ革を荒立ちした

粗裁ちをすると、床面処理をする時に革を痛めたり汚したりするリスクを軽減できます。

以下の記事で、粗裁ちの必要性を紹介していますのでご参考ください。


コバ・床面を整える

粗裁ちしたあとは、革の床面(とこめん)を磨いていきます。

うさぎ三世
床面は、革の裏面のことだったね!

 

コバ磨き剤を使用します。

写真では「トコノール」というコバ磨き剤の、茶色バージョンを使用しています。

ヌメ革の床面にトコノールを塗布する

コバ磨き剤について

コバ磨き剤は、トコノール、トコフィニッシュ、トコプロが有名です。

どれを買うか最初は迷うと思いますが、大差はなく、どれでも綺麗に仕上がります

 

床面にコバ磨き剤をまんべんなく塗布したら、ガラス板を使って磨きます。

ガラス板を使ってヌメ革の床面を磨く

ココがポイント

床面を磨くと、手触りがツルツルになり、革の耐久性も上がる

 

床面を磨き終わったら、けがき線に沿って革を裁断しましょう。

革を革包丁で切っているところ

 

間違えると台無しになってしまうので、慎重にまっすぐ切っていきます。

名刺入れ用のヌメ革を裁断したところ

写真では革包丁を使っていますが、カッターでも全然切れます。

革包丁とカッターの違いが知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

 

裁断が終わったら、コバ処理をしていきます。

コバ処理をしないと、革が切りっぱなしの状態で見栄えが悪くなるので必ずやりましょう!

まずは、ヘリ落としという道具を使って、コバの角ばっている部分を切り、なだらかにします。

ヌメ革のコバをヘリ落としで整えているところ

 

次に、コバの部分をサンドスティックなどのやすりを使って削り、整えます

ヘリ落としで切ったコバの部分にも角ばっているところが残っています。

その角をなだらかにしつつ、コバ全体を削りなめらかにするイメージです。

あまり削り過ぎると、せっかく型紙通りに裁断していてもサイズが変わってしまいます。

ザラザラや角を落とせれば良いので、やすりは軽くかけていきましょう。


縫い穴(菱目)を開ける

次は、革を縫い合わせていくための穴「菱目(ひしめ)」をあけていきます。

なぜ穴を開ける?

革は繊維の集合体なので、裁縫のように針を刺して縫っていくことは困難。

革に「菱目打ち」という道具で菱形の穴を開け、そこに針を通して縫っていく。

ヌメ革に菱目打ちで縫い用の穴を開けているところ

縫う

ひし目打ちで穴を開けたら、革を縫っていきます。

レザークラフトは、1本の糸に対して2本の針を使う縫い方が一般的です。

ヌメ革2枚をシニュー糸で縫い合わせているところ

縫い終わりの始末では、サイビノールという接着剤を使用したりします。

ボンドでも代用できますが、サイビノールは乾くと透明になって目立たなくなるのでおすすめです。

 

レザークラフトの縫い方や、糸と針のセットの仕方は、以下の記事で詳細に説明しています。


仕上げ・完成

縫い合わせたら、コバにやすりをかけます。

2枚の革のコバを平らにして、一つのコバに見せるイメージで削ります。

コバが綺麗に整ったら、コバ磨き剤とスリッカーで磨いていきます。

トコフィニッシュを塗ってコバをスリッカーで磨いているところ
うさぎ三世
床面と同じで、触り心地がツルツルになって、見た目と耐久性が上がるよ♪

 

納得いくまで磨いたら、完成です!

ヌメ革の名刺入れ完成品

 

この名刺入れは、親指で名刺が出しやすい形になっています。

こんな風にデザインを考えて作るのも、レザークラフトの醍醐味です。

親指で名刺を一枚出しやすいヌメ革の名刺入れ

 

もう少し道具の使い方や作業のイメージを掴みたい方は、以下の記事もご参考ください。

関連記事


基本を習得 ⇒ なんでも作れる!

レザークラフトの5つの基本工程についてご紹介しました。

この工程を覚えてしまえば、大体のモノは作ることができます。

作れるモノの【例】

  • お財布
  • キーケース
  • ポシェット
  • ペン立て 
  • ストラップ などなど

あなたはどんな革小物が作りたいですか?

レザークラフトで作れるモノを紹介していますので、こちらもどうぞご参考ください。

 

うさぎ三世
ところでさ、基本の作業以外にはどんな作業があるの?

 

今回紹介した以外の作業としては、例えばこんなものがあります。

レザークラフトの作業内容

  • 革・下地・裏地の接着
  • 漉き作業(ヘリ漉き・ゼロ漉きなど)
  • ヘリの処理(ヘリ返し・菊寄せなど)
  • 留め具の取り付け

これらの作業には、色々な素材や道具が必要ですが、作品のクオリティが格段に上がります

ですが、難しい作業もあるので、いきなり全ての作業に挑戦するとキツくなります。

 

初期の段階でレザークラフトを楽しむなら、基本手順5つが出来れば充分です。

道具は16種類で済みますし、名刺入れのように実用的な作品も作ることが可能です。

 

うさぎ三世
まずは、作品が出来上がる楽しさを感じてみよう♪

 

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