最近はインスタグラムやフリマ、ネットショップなどが流行っているので、家で写真を撮る機会が増えています。
しかし、写真は綺麗に撮れていますか?
家で撮影すると、こんな悩みに出くわします。
かくいう私も、革の写真や、レザークラフトの作業風景の写真を良く撮るようになりました。
しかし、写真がかなり暗めに写ってしまって・・・見づらい。。
しかも、実際の革の色と全然ちがうんです。
革の良さがお伝えしにくい。困った!(汗)
本記事では、この問題を解決します。
解決法はズバリ!LEDライトを使うです!
こんな方におすすめの記事です
- 家で良く写真を撮る
- 写真を綺麗に撮りたい(料理・小さめのモノなど)
- ネットショップなどに製品写真をアップする
- インスタグラムなど、ライバルに差をつけたい
- 写真と実物が違うと、返品・クレームの対象になることを避けたい
- 微妙な色合いや風合いを正確に伝えたい
ちなみに私は、カメラ・写真の知識に疎いですが、LEDライトと、iPhone8で解決済です!
写真が暗くなる『演色性』との関係
写真が実物と違う色に写ってしまう理由は、主に2つあります。
ひとつは、ホワイトバランスの影響によるものです。
このホワイトバランスは、以下の2通りの調整方法があります。
- カメラの調整機能を使う
- 照明を使って調整する
ホワイトバランスは、スマホのカメラなどでも調整をかけることができます。
しかし、このホワイトバランスの調整だけでは、どうしても綺麗に写らないことがあります。
それがもうひとつの要因である演色性です。
ライトや自然光が「ある物体」を照らした時、その物体の見え方を表すことを演色性と言います。
太陽に照らされた状態に近いモノを演色性が良いと言い、その逆は演色性が悪いと言います。
撮影された写真の演色性が悪いと、ホワイトバランスの調整で明るく綺麗にするのは難しいのです。
実は、これがそうでもないんです。
最近は演色性が良い照明器具も発売されていて、家の中でも明るい写真が取れるようになりました。
私のようにカメラの知識がない人でも大丈夫です。
これから紹介する方法を使えば、限りなく実物に近い色を出せるようになりますよ!
さらに詳しく
【人の見え方と写真の写り方|なぜ違うのか】
人の目は、自動で光を調整してモノを見ている。
カメラは人の目ほど調整できないため違いが出る。
演色性が高く調光機能もある照明器具を使う
演色性は、写真に大きく影響を与えます。
その演色性をうまく調整するには、以下のような照明器具を使うことで解決できます。
照明器具の選び方
- デスクライトで局所的に照らす
- 照射位置の調整に優れたもの
照明器具の首が動く、など - 調光性能が優れたもの
- 演色性に優れたもの
※自然物(革など)の撮影時は特に大事
それは、光・照射位置の調整がしやすいからです。
家の天井照明で綺麗に撮ろうとしても、照射角度が合わず、中々うまくいかないんですよね。
天井照明の弱点
- 被写体との距離がある。
- 影が入ってしまう。
※被写体と照明の間に、自分がいる - 照射位置の調整ができない。
私の家の天井照明はLEDなのですが、全部つけてもまだ暗い写真になってしまいます。
撮影する場所によっては、イヤでも自分の影も入ってしまいます。
写真屋さんや、芸能人が撮影されている場面を思い浮かべてみると良く分かります。
周りに、動かせるスポットライトみたいなものが必ず置いてありますよね?
あれを、デスクライトを使って簡易的に再現するイメージです。
演色性が高い照明器具「TT-DL13」
私が使っているLEDデスクライトがこちらです。
TAOTRONICS(タオトロ二クス)デスクライト『TTDL13』です。
価格は4000円程で、演色性の高いデスクライトとしてはかなり安いと思います。
3万円くらいのデスクライトなどもありますが、明るく写真を撮るにはコレで充分です。
色は、白、木目、黒の3色。見た目もスタイリッシュで良いですよね!
TT-DL13の性能
機能 | TT-DL13の性能 |
色の種類調整 | 5段階 |
明るさ調整 | 7段階 |
色温度域 | 2700~6000k |
演色性 | 93 |
ヘッド調節 | 傾き135度、180度回転可能 |
ライトアーム調節 | 傾き150度、90度回転可能 |
ちらつき | ゼロ = 目に優しい |
その他 | USB充電出力ポート付き |
この照明器具のすごいところ。
それは35段階で調光できるということです。
調光した時の色温度が2700~6000K。
この数字の意味するところと、その効果は良くわからないものの、これだけ調整幅があれば綺麗に写真が撮れるだろうと思ったのが決め手です。
逆に言えば、「これで出来なかったら諦めよう」と思えるほどの調整機能でした。
照明の首の稼働域はこんな感じです。
これだけ曲がるので、色んな角度で照射することができます。
写真では分かりませんが、ライトが付いているアタマの部分だけの角度も変えられます。
メモ
ちらつきゼロのLEDで目に優しいのも魅力。
撮影用だけではなく、自宅でのお仕事、お子さんの勉強用などにも最適。
TT-DL13の使い方
色の調整方法は、下の写真のとおりです。
ボタンではなくタッチセンサーで反応します。
ここでひとつ注意点があります。
明るさ調整のランプが12個あるように見えます。
なので12段階できるように見えますが、明るさは7段階まで調整可能です。
ちょっとまぎらわしいつくりですよね(笑)
でも、色5種類 × 明るさ7段階 = 35段階の調整が可能です!
さらに、演色性も93と非常に高いです!
これは、自然光に近い色合いを出せるということ。
革などの自然物を撮るのに適しています。
演色性の例
自然光(太陽)=演色性 100
蛍光灯 =演色性 70くらい
「TT-DL13」調光性能を試した結果
続いて、色合いを5種類選択できるということが、どういうことかをご説明します。
まずは、それぞれの色合いで撮影した実際の写真を見てみてください。
私の場合、革を本物に近い色合いで写真を撮ることが目標なので、手持ちの革で試してみました。
写真1が一番ホワイトの色が強く、段々と温かい色味に変わっているのがわかるでしょうか。
【1】
【2】
【3】
【4】
【5】
これらは、別機能の明るさ調整は全てMAXで統一し、色合いだけを変更した結果です。
5つの中で、実際の革の色に最も近いのは写真4で、実物にかなり近い色合いになっています。
これが色合いを選択できるメリットになります。
さらに7段階の明るさ調整機能を併用して、実物と同じ色合いを目指していけますね。
演色性+調光+レフ板で綺麗な写真を
レフ板とは、光を反射させる為の銀ギラ銀の板です。
これを使うと、写真移りが更に良くなります。
デスクライトの光を反射することができれば、なんでもいいのかな?
ということで、ダンボールとアルミホイルを使って自作してみました。
こんな感じで撮影しています。
次の写真は、レフ板無しの写真です。
そしてこちらが、レフ板ありで撮影した写真です。
※照明器具の調光設定は変えずに比較
右側からデスクライトで光を照射しています。
レフ板なしだと、左側に少し影が発生していますね。
左上のトコフィニッシュがだいぶ暗い印象になってしまっています。
革も少し陰っている感じがしますよね。
レフ板ありだと、全体的に明るい印象になりました!
革の色合いもかなり均一に撮れています。
調べてみたら、レフ板はA3サイズでも1500円前後で販売していました。
思ったより安かったので、せっかく自作しましたが買いました(笑)
写真が実物に近い色でないと困ること
写真を綺麗に撮る方法をご紹介してきました。
綺麗に写真が取れないと、こんな弊害が出ます。
- 映えない
- 色合いが間違って伝わる
- 納得のいく写真を撮るまでに時間を浪費する
中でも、色合いの問題は深刻です。
商品写真として使う場合、購入者が困ります。
購入者
思っていたモノ(色)と違う
ネットのお買い物ではありがちですが、出来るだけ実物に近いモノを載せましょう。
せっかく買っていただいたのに、ガッカリさせてしまっては双方にとって良くありません。
やはり色は正確にお伝えするべき!
綺麗なモノは綺麗に写したいですしね!
演色性と調光で写真の暗さを解決
演色性の高い照明器具を使えば、綺麗な写真を撮れることが伝わったかと思います。
更に、調光機能があれば、より実物の色に近い色で写真を撮ることが可能です。
まとめ
- ライトは「TT-DL13」がおすすめ
- 35段階の調光で綺麗に撮影
- 演色性も高く、自然物にも最適
- レフ板で明るく、印象良く
家で小さいモノを撮影するなら、デスクライト「TT-DL13」が非常に便利です。
それでも理想の写真が取れないということもあると思います。
革も素材によって銀擦りレザーであったり、ガラスレザーであったり表情が違いますので、それに合った撮影方法を探すことも肝要です。
私もそうして、日々、試行錯誤しつつ商品の撮影をがんばっています!
普段から商品やインスタグラムに載せる写真を撮る方は参考にしてみてください。
綺麗な写真を撮って、ライバルと差をつけていきましょう。
作品を綺麗に 関連記事
革小物作成 関連記事