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作業性UPに貢献してくれる!レザークラフトの便利道具リスト 6選

本記事では、レザークラフトの作業性を高める、便利な道具をご紹介します。

作品をもっと早く作れないかな。

 

レザークラフトのレベルが上がってくると、こんな風に考えることがあると思います。

うさぎ三世
作業性が上がるってことは、それだけたくさん作れるってこと!大事だよね!

こんな方におすすめの記事です

  • 既に上記の悩みを抱えている
  • レザークラフトの便利道具を知りたい
  • 初心者よりも一歩先に進みたい

ひょっとしたら、この記事で何か解決できるかもしれません。

うさぎ三世
ぜひ、読んでみてね!

レザークラフトの便利道具【作業性UP編】

それでは、作業性を向上させてくれる道具のリストをご紹介していきます。

※スマホの場合は、左右にスライドして見れます。

道具名使い道参考価格作業性向上ポイント
デザイナーナイフ革を切る時に使用750円

カーブや細かい所が切りやすい
替え刃で様々なシーンに対応できる

豆カンナ床面の漉き作業やコバの平滑化2,600円広範囲の漉き作業が簡単に出来る
ビニール板
(ビニプライ)
革を切る時の下敷き1,100円革包丁の刃を痛めにくい
型抜きにも使える
コルクシート丸ギリ、菱ギリの下敷き580円先端を痛めにくい
手応えを感じやすい
ガラス板トコ面磨き・フチネンや漉き作業の下敷き1,430円広範囲がすばやく磨ける
溶けない・えぐれない
レーシングポニー
※ステッチングツリー
縫う時に作品を固定できる4,350円縫い作業で糸が絡みにくい
縫い作業のスピードが上がる

 

上記の道具で、なぜ作業性が向上するのか、もう少し詳しく説明していきます。


デザイナーナイフの利点

デザイナーナイフの用途・特徴

  • 革を切る時に使用
  • カーブや細かい所が切りやすい
  • 替え刃で様々なシーンに対応できる

デザイナーナイフの利点は、細かい取りまわしが効くことです。

カッターや革包丁とは違い、切っ先が細くなっているため、カーブがとっても切りやすいです。

あの細かい作業のレザーカービングでも使われるくらいですし、使いやすさは折り紙付きです。

デザイナーナイフの使用例

 

刃は、カッターと同じように替え刃式になっていて、切れなくなったら交換します。

上記のオルファのナイフは、替え刃の形状が数種類あるので、色んなシーンで活躍してくれますよ。

 

デザイナ-ナイフは『かゆい所に手が届く』仕様なので、作業性がUPは間違いありません。

 


豆カンナの利点

豆カンナの用途・特徴

  • 床面の漉き作業やコバの平滑化
  • 広範囲の漉き作業が出来る

豆カンナの利点は、コスパ良く革の漉き(すき)作業ができることです。

豆カンナは3,000円もしませんが、電動の革漉き機などは20万円くらいします。

うさぎ三世
20万円!?置く場所もないし、電動漉き機の導入は無理!

 

でも漉き作業は必要・・・。そんな方にはピッタリの道具です。

木を削るカンナと同じ要領で、革の床面を少しずつ削っていくことが出来ます。

 

特に、マチになる革を薄くしたいから、漉き作業をしたいという人は多いのではないでしょうか。

もちろん電動と比べると大変ですが、1mmを0.5mmにする位ならバッチリ活躍してくれます。

豆カンナの使用例

 

刃は使うほど切れ味も落ちるので定期的に研ぐ必要がありますが、あると便利ですよ。

試しに漉き作業をしてみたいという人にはおすすめな道具です。

コバを平滑にするために使う人もいますね。

 

ちなみに、上記の豆カンナは、良く使われる平面を漉く用の『角利 平』です。

角利には、「面取り用」、「内丸用」、「外丸用」など14種類あり、見るのも楽しいですよ。

 


ビニール板(ビニプライ)の利点

ビニール板の用途・特徴

  • 革を切る時の下敷き
  • 革包丁の刃を痛めにくい
  • 型抜きにも使える

ビニール板の利点は、革包丁の刃を痛めにくいことと、カーブも切りやすいことです。

なぜ切りやすいかは、カッターマットと比べて使ってみると良く分かります。

 

カッターマットの上でカーブを切ると、表面が柔らかいので、刃が表面に入り込むことがあります。

すると、カーブを切る時にマットの表面をえぐってしまったり、刃がマットに入り込んでいる部分が押さえつけられるので、刃先が欠けたりすることがあります。

 

ビニール板は表面がカッターマットより固いので、刃が入り込みにくいです。

見た目より結構固いので、カーブの時にえぐってしまうことはまず無いでしょう。

ビニール板の劣化状況
うさぎ三世
しかも刃が中に入り込まないから、刃先が欠けることもないってことだね!

 

革包丁の切れ味が良いほど、その違いは良く分かると思います。

 

更に付け加えると、刃先が痛みにくいということは、研ぎの回数も減るという事です。

研ぎに掛ける時間を短縮できるので、作業性がUPすると言って良いでしょう。

うさぎ三世
研ぎは時間もかかるし大変だから、ありがたい♪

 

ちなみに、ビニール板はプレス機を使った革の型抜きにも使えるようですね。

私は試したことがないので詳しくは分かりませんが、ビニール板は透明だから、革が型通りに抜けたかどうかが分かりやすいみたいです。ご参考まで。


コルク板の利点

コルク板の用途・特徴

  • 丸ギリ、菱ギリの下敷き
  • 先端を痛めにくい
  • 手応えを感じやすい

コルク板の利点は、キリの先端を痛めることないことです。

例えば、カッターマットの上で穴を開けようとした時を考えてみましょう。

ある一定まで先端がマットに沈むと、それなりに固い手応えになり、先端が曲がることもあります。

というより、それだと先端が貫通してもすぐ止まるので、ちゃんと穴が開けられませんよね。

 

コルク板は適度に柔らかいので、先端が曲がることはありません。

また、コルクの摩擦の影響もあって、先端がゆっくりと沈みこむので手応えが感じやすいです。

うさぎ三世
それなら『ズドン!!!』って、いきなり大穴が開くこともないよね。

 

コルクは脆いという印象もあるかもしれませんが、問題ありません。

もちろん劣化することはしますが、もうずっと使ってるコルクボードも、まだまだ新品同様です。

コルクボードの劣化状況

ガラス板の利点

ガラス板の用途・特徴

  • 床面磨き
  • 広範囲がすばやく磨ける
  • フチ捻の下敷き
  • 漉き作業の下敷き
  • 溶けない・えぐれない

ガラス板は、色んな場面で活躍してくれます。

まず、床面を磨く時は広範囲をすばやく磨けます。

ガラスは固くてツルツルなので、床面も良い感じに磨き上げられます。

 

コバにフチ捻を掛ける時には、熱したフチ捻をあてる下敷きになります。

カッターマットなどの上でやると、溶ける心配がありますが、ガラスなので大丈夫です。

フチ捻の使用例

 

フチ捻について知りたい方はこちらをご参考ください。

 

また、革包丁で漉き作業をする時も、下敷きとして使用できます。

これもカッターマットの上でやると、マットをえぐってしまうリスクがあります。

うさぎ三世
ガラス板ってけっこう便利なんだね!

 

サイズが小さすぎると使いにくいので、9cm×12cmくらいがちょうど良いでしょう。


レーシングポニーの利点

レーシングポニーの用途・特徴

  • 縫う時に作品を固定する
  • 縫い作業で糸が絡みにくい
  • 縫い作業のスピードが上がる

レーシングポニーの利点は、作品を固定することで、両手で針が持てるようになることです。

レザークラフトは、基本2つの針を両側から縫い合わせていくので、両手が使えるととても楽です。

作品を表、裏と、クルクル回す必要もないので、糸が絡まるリスクも減らせますね。

 

ポニーを選ぶ時は、安定して立たせるためには、底板が長いものが良いでしょう。

底板を踏めば動かなくなるので、床に座って作業したい方にもピッタリです。

机上で使う場合も、クランプで留めればガッチリ固定されるので、縫い作業も捗りますよ。

(クランプは、ホームセンターや100円ショップでも買えます。)

 

私は最初、底板が長くないレーシングポニーを買いました。

よって、固定するためには、作業台の上にクランプで留めるしかありません。

レーシングポニーの使用例

たまに「床に座ってやりたいなぁ」と思ったときは、やっぱりちょっと不便を感じました。

 

そう思って買ってみたのがこちらの『ファーボ』というアイテム。

レザークラフトの道具で有名なクラフト・ノラさんが製作しているレーシングポニーです。

レーシングポニー「ファーボ」の見た目

 

 

レーシングポニーを選ぶ時に大事なのは「厚みの調整」と「角度の調整」が出来ることです。

上記の記事でもその詳細をまとめていますので、こちらも参考にしてみてください。


【まとめ】便利道具で作業性が上がるメリット

今回ご紹介した道具は、やりようによっては、正直無くてもなんとかなるものばかりです。

ですが、『その道具』があることで、結果的に得るものがあるのも事実です。

作業性がUPすると

  • 時間を稼げる
  • ストレスが減る
  • 作業や練習時間が増える
  • レベルUPが早まる

 

うさぎ三世
作業性が上がってストレスも減るってことは・・・

レザークラフトがもっと楽しくなるかもしれないね♪

 

道具ひとつで、作業が本当にラクになるということは良くあることです。

気になった道具は、ぜひ試してみてください。

 

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