レザクラ作品集

レザークラフト作品紹介|時計のベルトがボロボロだったので自作してみた

時計のベルトを自作して交換してみた話

時計のベルトが劣化していたので、レザークラフトで作ってみました。

劣化したベルトを分解して型紙を作れば良いので、作るのはとっても簡単です!

うさぎ三世
そういえば作ったことなかったヤツ!

 

今回も、作成時に気を付けたことや、反省点などを踏まえて記事にしました。

時計のベルト制作をする時の参考になれば幸いです。

 


時計のベルトの現状(交換前)

時計のベルトって、結構な速度で劣化しますよね。

手を洗う時につい濡らしてしまったり、汗を吸い込んだり・・・。

うさぎ三世
今年は猛暑だから特にやばい。

 

交換前の時計のベルトの状態は、こんな感じでした。

時計ベルトのビフォー

だいぶヒビ割れが発生していますよね。

裏側を写すのを忘れましたが、表よりもヒビ割れがすごい状態です。

 

時計を購入した時のベルトをそのまま使用していたのですが、合皮だったため水にとても弱く、すぐにボロボロになっていました。

さすがにみっともないので交換することにした、という訳です。

 


レザークラフトで時計のベルト交換

とりあえず、今のベルトをはがしてみます。

劣化した時計ベルト

この二つのパーツを使って、厚紙に型を取り、型紙を作りました。

 

そうして切り出されたのが、このパーツです。

時計ベルトの制作|型を取って革を裁断
うさぎ三世
元のベルトと長さ違くない??

 

折り返されてる部分が見えていないだけで、長さは一緒にしてあります。

その折り返しの部分は、0.3mm程度に薄く漉いて納めていきます。

漉く距離は短いので、漉き包丁だけでもさくっと完了です!

 

ベルトに使う革は、厚さ1.5mmの革を貼り合わせることにしました。

うさぎ三世
つまりベルトのパーツは全部で4つってことだね!

 

もちろん漉いたところには貼り合わせずに、ペラペラの状態にしておきます。

 

そうして、ペラペラの部分を時計を巻き込んで折り返し、接着するとこんな感じに。

時計ベルトの制作|組み立ての確認

あと、バックルパーツも取り付けます。

 

そして縫っていくのですが・・・今回はAu Chinois(オ・シノワ)の麻糸を使ってみました。

時計ベルトの制作|縫製「オ・シノワ632」使用
うさぎ三世
張りが合って良い感じの糸だよね♪

 

この糸は、職人さんや糸までこだわる人に愛用されています。

しかもワックスが施されてて、全然毛羽立たないんですよね。

200mで5,000円6,000円と中々の高級品ですが、一度はぜひ試してもらいたい逸品です。

 

いきなり200m近くを買うのは勇気がいりますが、色見本が安価で出てるので活用しましょう。

 

5種類ある糸の太さを確認するサンプルも出回っています。

 

フランス産だけあって優雅な色使いです。
ご自身の作風に合う色があれば、ぜひ使ってみてください。

私が今回使っている糸も、上記の632サイズです。
太さが0.51mmなので、結構細目ですが糸はピンと張って良い感じになります!

 

と、だいぶ話が反れてしまいました・・・!

縫い終わって完成したのがこちら。

時計ベルトの交換完了①

 

バックルに通したベルトを固定するための、遊革も付けました。

ビフォーアフターで見ると、綺麗になった感動を得られますね。

時計ベルトのビフォーアフター

 

コバもしっかり磨いて、完了!

時計ベルトの交換完了②|コバの仕上がり

 

と、言いたいところですが。。

汗水が染み込んでの劣化やカビを防ぐために、最後に防水スプレーを拭いておきました!

4秒程度吹き付けて、全体が湿ったら10分間乾燥させます。
一番最初はこれを3回繰り返すと、しっかり防水効果を得られます。

とっても手軽に手早く防水できるのでオススメです。

うさぎ三世
時計のベルト作ったらやっておこうね!

 

ちょうど真夏で酷暑ですが、防水が活きて革に汗も染み込んでいかないのでノンストレスです。

人によっては革の手触りが少し変わるのが気になるかも(?)ですが・・・。

ちなみに、紫外線は通すのでエイジングはします!

うさぎ三世
しばらく使った後が楽しみだね!

 

今回は以上です。
ご覧いただき有難うございました!

 

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