妻の誕生日プレゼントをレザークラフト｜手作りポシェットを贈った話

今年の妻への誕生日プレゼントはどうしよう？

家族へのプレゼントって、年に数回あるから、その度にけっこう悩ましかったりしますよね。

今年は良い候補も思いつかず、１ヵ月前くらい前からどうしようかと考えていました。

そんな時・・・。

うさぎ三世

あら！？奥さんが欲しいモノ分かっちゃった！

欲しいものが分かったからには、それをプレゼントしたいですよね！

ポシェットは今まで作ったことが無かったのですが、いい機会なので挑戦してみました。

今回は、ポシェットを設計して作るまでの話になります。

ちょっとした日記のような記事になっています。

ポシェットって具体的に何？定義は？

まず、ポシェットを作るためには、ポシェットについて知らないといけませんよね。

正直、「ポシェットってなんなの？」ってところからスタートでした。

ショルダーバッグとか、サコッシュとどう違うの？ていうかサコッシュってなに？

うさぎ三世

確かに、どれも似たようなイメージで違いが分からないね。

ふわっとしたイメージはあるけど、具体的には良く分からない。

というわけで、まずはポシェットについて調べてみました。

このようなバッグを、ポシェットというようです。

ちなみに、サコッシュはマチが無いのだそうです。

また、ショルダーバッグは肩ヒモの長さや太さがまちまちだったり、大きさも様々とのこと。

ひとつ勉強になりました。

ポシェットの設計を始める

ポシェットの定義は分かったので、設計に移っていきます。

「ちょっとしたお出かけで使える」って、どういうモノを期待しているのか？

一応、誕生日プレゼントにポシェットを贈るのは内緒にしてるので、それとなく聞いてみました。

近所へのお出かけの時、これらの必要最低限のモノを持ち歩きたいのだそうです。

まずは、寸法をあたりたいので、それぞれのアイテムを借りてみました。

うさぎ三世

プレゼントするのがバレるんじゃないかと、内心ヒヤヒヤもんだねっ！

それぞれのアイテムの大きさはメモできたので、次はデザインを決めます。

ポシェットは女性用のバッグ、だからフォルムは丸っこい感じがいいかな？

色とかも、女性っぽい「赤」とかを使ってみよう。

（赤は、妻が普段使ってない色だったので、ちょっと冒険でした。）

そうして、だいたい形が決まってきたので、CADで図面を書いていきます。

ちなみに、CADは無料のJw_cadを使用しています。

さっき取った寸法を見ながら、大き過ぎず小さ過ぎないモノを目指します。

試行錯誤しながら図面を書き、ぼぼ丸１日が経過。満足いくものが出来上がりました。

この時、誕生日の１週間前くらいでした。

作業時間を、１日4～5時間ほど捻出して進めていきます。

うさぎ三世

お？間に合うのかな？

ポシェットの制作開始

あとは、作りながら微調整をしていくつもりで、ポシェットの制作に入ります。

何かの参考になるかもしれないので、ポシェットの材料を書いておきますね。

さて、型紙を作成し、革パーツを裁断していきます。

「あれ？なんかけっこう良いペース！割と早めに出来上がるかも♪」

この時は、そんな風に考えてました・・・・・。

縫い作業を開始

さて、パーツも切り終わったし、菱目も開いた。

コバも床面も、現時点で磨くべきところは磨けたし、順番に縫い合わせていきます。

作ったことが無いモノを作るときって、色々と頭を悩ませますよね。

設計の段階である程度考えてはいたものの、失敗できないので慎重になります。

特に、この『使い勝手』の部分は、最終的に出来上がってみないとなんとも言えないところ。

内心ドキドキ・・・というか不安でした。（汗）

パーツとにらめっこしながら、徐々に作業は進んでいきます。

３日目くらいには、だいぶ形になってきました。

うさぎ三世

おお！もうちょいな感じする！

そう、この最後のパーツを縫い付ければ、とりあえずバッグ部分は出来上がります。

しかし、大変なのはここからでした・・・。

縫いづらくて四苦八苦

うすうす感づいていましたが、最後のパーツを縫うのが大変で、一番苦労しました。

もうカバンの形になるので、作業性が落ちて縫いにくくなったからです。

ファスナーを開ければ手を入れることはできますが、革にストレスを与えないように慎重に。

手が入っても、中が暗くて菱目が良く見えない！（汗）

写真はライトで照らしてるので見やすいですが、縫う時は両手が塞がるので・・・。

あの時ほど、ヘッドライトが欲しいと思った時はありません。（笑）

そんなこんなで、最後のパーツを縫うだけで４時間は掛かっていたと思います。

ちょっと掛かりすぎですね。(^_^;)

そうこうしているうちに、誕生日までラスト１日になっていました。

肩ヒモづくりをなめていた

無事にバッグの部分も完成して、やっと一息つける。

と、思ったのも束の間。

この、肩ヒモを完成させないといけません。

うさぎ三世

肩ヒモなんて、切って縫えば終わるじゃん。

確かにそうですし、自分もそう思っていたんですが、問題はその長さでした。

肩ヒモの長さは、妻の身長を考慮して150cmにしています。

ヒモの両サイド縫うので、計300cmです。

うさぎ三世

3mを手縫いかあ！

例えば、このキーケースの外周が約60cmなので、５倍の長さですね。

ただひたすら真っすぐ縫う単純作業だけど、誕生日は明日。

あとは気合と根性！

・・・奮闘した結果、なんとかギリギリで肩ヒモは完成。

気を失いかけていたのか、あまり後半の記憶がありません（笑）

完成したポシェットをプレゼント！その反応は？

これでようやくポシェットが完成しました！

誕生日の当日、妻へプレゼントとして渡します。

と、無事に喜んでもらえました。

うさぎ三世

めでたしめでたし。

一応、持ち運びたいものは全部入ったのですが、正直、使い勝手は改良の余地ありでした。

そのうちポシェット作りを追及し、グレードアップして、また贈ってあげたいと思います。

結局のところ、ポシェットの制作には、丸５日間分くらい掛かったと思います。

けっこう憔悴しました（笑）が、出来上がった時の達成感がすごかったです！

Twitterで多くの方からコメントもいただけて、本当に嬉しかったです。

手作りプレゼントやってよかったと、心底感じる出来事でした。