今の時代、ハンドメイド販売を生業とするなら『ロゴは必須』と言っても過言ではありません。
ご自身のお店のロゴや、製品に打つ刻印を、お洒落にデザインして作ってみませんか?
ロゴも途中で変えるかもしれないし。
実は今、お洒落なロゴデザインが簡単に作れる『Canva』という無料のツールがあります。
しかも、作ったデザインは商用利用可なので、そのままロゴや刻印に使うことができます。
今回は、Canvaの特徴やロゴ作成のやり方などをご紹介していきます。
無料でお洒落なロゴを作成する方法
今のご時世、無料で使える便利なアプリやツールって、たくさんありますよね。
ロゴを作成する場合に活用できるデザインツールも、実はけっこうあります。
たしかに、デザイン作成に特化したソフトは、ちょっと専門的というか独特な操作感です。
特に、レイヤーの概念とかが入ってくるので、初心者にはちょっと難しいものが多いです。
「デザインソフトは使ったことないけど、パソコンは普通に使える!」
以下の3つは、そんな人も扱いやすいソフトです。
無料でロゴを作る方法
- 3Dペイント
- Jw_cad
- Canva ← おすすめ!
冒頭でもお伝えしましたが、『Canva』がとても便利でおすすめです。
では、『Canva』が便利というのは、どんな理由があるのか。
その説明のため、先に『3Dペイント』と『Jw_cad』の特徴をご紹介させていただきたいと思います。
3Dペイントの特徴
3Dペイントは、Windowsのパソコンならデフォルトでインストールされていますね。
3Dペイントの特徴
- 操作がシンプルで簡単
- 2D・3D図形を配置できる
- テンプレートは少ない
- デザイン力が無いとお洒落に作れない
メニューはアイコン化されたりして、普通のペイントより操作は簡単かもしれません。
ただし、デザインテンプレートは、丸や四角といった簡単な図形ばかりです。
そのため、凝ったデザインにするには、デザインセンスが無いと難しいでしょう。
Jw_cadの特徴
Jw_cadは、無料なのに多機能で使いやすいと有名なCADソフト(図面を書く)ですね。
レザークラフト用の型紙設計で良く使っています。
Jw_cadの特徴
- 操作は比較的簡単
- 寸法は数値管理で精密に作れる
- デザインテンプレートは無い
- デザイン力が無いとお洒落に作れない
最初の線を引く操作さえ覚えてしまえば、上記のような図形は簡単に作ることができます。
寸法を数値で決めて描けるし、図形の角(点)をキッチリ取ることができます。
なので、幾何学模様とかを書く時は正確なモノが作れて便利かなと思います。
ですが、特に図形のテンプレートはありませんので、線と四角と円で描くしかないのです。
そのため、やはりデザインセンスを持ち合わせていないと、お洒落なロゴは作れません。
ココがポイント
3DペイントやJw_cadは、使える図形のテンプレートが少ない。
また、0からデザインを考えることになるため、お洒落に作るのが難しい。
そのとおりです。
テンプレートが豊富な上に、お洒落なデザインのサンプルもたくさん見れます。
だからデザイン初心者も簡単にお洒落に作れるという点が、Canvaをオススメする理由になります。
それではCanvaについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
おすすめの無料ツール『Canva』
ここで、ひとつ確認してみましょう。
ご自身のお店のロゴや、刻印に使いたいデザインのイメージは、ある程度でもありますか?
円などの図形を使うロゴなのか、アルファベットの文字列をロゴにするのか。
ある程度だけでも完成イメージがあれば、ロゴ作成作業は進めやすいです。
ですが、「まだイメージはこれからだけど、ロゴを作りたい」と思うことだってありますよね。
そんな時に役立つのが『Canva』です。
Canvaの特徴
- ロゴ作成の参考になるテンプレート集が見れる
- ロゴのテンプレートを基にデザインを考案できる
- 図形の素材も豊富
- シンプルで使いやすい操作性
ロゴのテンプレート集が便利!
まず、Canvaを起動した画面を見てみましょう。
左上に『テンプレート』というメニューがあり、それをクリックした状態がこちらです。
左側に出ているのは、テンプレート集です。
なんと、Canvaには61万点を超えるテンプレート集があります。
それらは、自分が作るロゴの参考ためのアイディアとしてとても役に立ちます。
デザインテンプレートだけでも61万点以上!
写真やイラスト、図形の素材を含めたら7500万点以上!
私は、頭の中になんとなくのイメージは持っていたものの、それを具現化するのに苦労しました。
でも、Canvaのテンプレートを眺めていたら、ロゴのイメージがどんどん固まっていったんですよね。
そして、このロゴテンプレートは、簡単に編集することができます。
例えば、文字の部分をダブルクリックすれば編集できるので、こんな変更も一瞬でできます。
ただ、これだけで完成としてしまうと、ほとんどテンプレートと同じですよね。
それでは面白みもありません。
試しに、Canvaの図形素材も使ったりして、もう少し編集してみましょう。
図形の素材も豊富!
例えば、Canvaの素材メニューで『円』に関するものを検索してみます。
これだけ素材があれば怖いものなしですよね。
しかも、素材は日々増えていっています。
では、円で検索した素材を、先程のロゴに追加してみましょう。
外周に目打ちをしたようなデザインの円があったので追加してみました。
また、色も革を連想しやすい色に変更したので、大分印象が変わったのではないでしょうか。
基にしたロゴの原型は残っていますが、たった5分でこれくらいの変化は付けられます。
\ Canvaの無料登録リンク /
また、フォントのデザインもOFFICEなどにはないオシャレなモノが多いです。
フォントは独自性を演出するのに、とても大事な要素になりますよ。
『Canva』で作成 ⇒ 商標利用可!
さて、こんなに簡単に作ったロゴは、果たして使えるのでしょうか。
はい。全く問題ありません。
Canvaの公式ホームページでも『商用利用可』と明確に記載されています。
テンプレートを使っても商用利用可なんてすごいですよね。
ただし、本業でお店を経営しようとしている方は、ひとつ注意が必要です。
その理由は、次で説明します。
※注意※ 商標登録はできない!?
商用利用は可能なのですが、商標登録は出来ない可能性があります。
商標登録ができないということは、ロゴを自分のものとして登録できないということです。
つまり、誰かがあなたのロゴをマネして全く同じモノを使ってたとしても、文句が言えません。
もちろん「ロゴをパクらないで欲しい」と申し立てはできますが、商標登録をしていないと、そのロゴがあなたのモノであるという法的な根拠が何もない状態になります。
あなたのお店が繁盛して、ブランド力が上がり、名前が広まった時。
名前もロゴもマネされてはかないませんよね。
そうならないために、商標登録をしておくことがベストです。
しかし、商標登録を行うデザインとは、固有のモノである必要があります。
Canvaには無料で使えるテンプレートがたくさんありましたよね。
そういったテンプレートの中には、当然Canvaオリジナルのモノも含まれています。
そのため、Canvaのテンプレートを使ったロゴは、商標登録は禁止と覚えておきましょう。
ちなみに、必ずしも商標登録ができないわけではありません。
丸や四角などの基本的な図形を使って作ったものは、商標登録しても良いとなっています。
Canvaのロゴテンプレートは、あくまでもデザインの参考程度として使い、オリジナルのロゴを作成して商標登録するようにしましょう。
Canva公式ページより抜粋。
『Canva』は無料版で充分!有料版との違い
さて、とっても便利なCanvaですが、最初に説明した通り、永久に無料で使うことができます。
『Canva Pro』という有料版も存在しますが、ロゴや刻印のデザイン作成には不要かと思います。
一応ご紹介しておくと、Canva Proで出来るようになるのは以下の内容です。
Canva Pro(無料版との違い)
- ブランド構築に役立つキット
- 背景リムーバ(写真加工)
- マジックリサイズ(サイズ変更)
- コンテンツプランナー(SNS活用)
などなど
月額1,000円ほどで、上記の機能(一例)が使えるようになります。
でも、どれも作業を早くしたり、自動化したりする機能です。
ロゴデザインを作成するための基本的な機能は、無料版でも有料版でも変わりません。
『Canva』の使い方【登録⇒操作方法】
Canvaは、利用登録もとっても簡単です。
メールアドレスがあればすぐに登録できます。
特につまづくところもありませんが、登録の仕方を載せておきます。
また、うっかり有料プランになってしまうような案内やボタンも出ませんので親切です。
『Canva』の利用登録の流れ
step
1ネットブラウザでCanvaを開く
以下のリンクからCanvaの公式サイトに飛ぶことができます。そこから登録可能です。
\ Canvaを無料で登録 /
step
2ネットブラウザでCanvaを開く
上記ボタンでCanvaのページを開いたら、右上の『登録』ボタンから登録します。
step
3自分に合った登録方法を選択
Googleアカウントとの連携などを使えば、簡単に登録できます。
無い場合は、メールアドレスを用意しましょう。
step
4認証コードを打ち込む
メールアドレスやパスワード、ユーザ名を打っていきます。
その後、以下のような認証コードがメールで届くので、それを登録画面で打ち込めば登録完了です。
『Canva』の基本的な使い方
さて、利用登録が済んだら、以下のような画面が表示されていると思います。
右上の『デザインを作成』ボタンをクリックし、『ロゴ』を選択しましょう。
Canvaはブラウザ上でも、アプリでも開くことができます。
初回起動時にアプリのインストールをするか聞かれたら、インストールしても良い。
※私はいつもブラウザのタブが増えてどれがどれか分からなくなるので、アプリで使用しています。
デザイン編集画面が開き、簡単なチュートリアルを確認できます。
左側のメニューから、使いたいデザインや素材を選択すると、編集できるようになります。
編集メニューは、画面上部に表示されます。
メニューはとってもシンプルなので、初めてでも直感的な操作が可能です。
【まとめ】ロゴ・刻印作成に『Canva』を活用しよう!
Canvaを使ったロゴ作成、どうだったでしょうか?
他のソフトと比べると段違いにやりやすいことが伝わっていれば幸いです。
Canvaのおすすめポイント
- 永久に無料で使える!
- 登録・操作が簡単!
- 参考にできるデザインが豊富!
- 図形・テンプレートが豊富!
- お洒落なフォントも多数!
- 使える写真データも豊富!
- 高評価で超有名なツール!
『Canva』は、オーストラリアのシドニーから始まり、今や190か国で使用されています。
2021年時点では、月間6000万人以上が利用とのこと。今はもっと増えているでしょう。
\ Canvaの無料登録はこちら /
とにかくデザインのテンプレート集は、一見の価値有りです。
お店のロゴデザインが決まっていても決まっていなくても、良い刺激になること間違いなしです。
また、ロゴを作るためだけでなく、写真データの取り扱いにも活躍してくれます。
商用利用できる写真がたくさんあるので、お店のポスターを作ったりする時にも重宝しますよ。
上記は写真だけで検索していますが、『革』にまつわるイラストなんかもたくさんあります。
これだけの機能があるのに無料ですから、気になったらぜひ一度試してみてくださいね。